玄空飛星では、20年を1つの区切りとして「運」が巡ると考えます。9つの運が一巡すると180年。建物が建てられた(または大規模リフォームした)時期によって、その建物が持つ「元運」が決まり、これが鑑定全体の基準になります。まずは建築年を入力するか、該当する運のボタンを選びましょう。
「向」は建物の正面(人の出入りが多い側・部屋なら窓が多い側)が向いている方位、「坐」はその真裏の方位です。羅盤をタップするか、方位角(コンパスで測った数字)を入力すると自動で計算されます。実測が難しい場合は、玄関や大きな窓がある方角を目安にしてみてください。
24の方位(山)にはそれぞれ中心線があり、そこから±3度以内なら「下卦」という基本の計算方法、3度を超えてずれている場合は「替卦」という特殊な計算方法を使います。方位角を入力すれば、どちらを使うべきかアプリが自動で判定・提案します。
盤の各マスには2つの数字(1〜9の星)が配置されます。「山星」は人間関係・健康・人丁(家族の人数や結束)に関わる気、「向星」は財運・仕事運に関わる気を表します。数字が同じでも、旺気(今の運で最も強い)か死気(弱っている)かで意味が大きく変わります。
どちらも玄空飛星の中でも応用的なテクニックです。「城門訣」は正面以外に設けたもう1つの「気の入り口」を活かして財運を補う技法、「七星打劫」は特定の坐向でのみ成立する特殊な吉局です。該当しない場合も気にする必要はなく、該当した場合のボーナス的な要素と捉えてOKです。
建物本来の気(山星・向星)は変わりませんが、「その年ごとに巡ってくる気」が別に存在し、これを客星(流年飛星)と呼びます。特に数字の「5(五黄)」「2(二黒)」が巡る方位は、その年だけ動土(工事や地面を掘る作業)や長期の療養を避けるのが基本の考え方です。
こちらは玄空飛星とは別の、干支(十二支)を基準にした技法です。その年の干支と同じ方位や、その正反対の方位、およびその周辺は「動土を避けるべき方位」とされています。玄空飛星の判定とは体系が異なるため、参考情報として併記しています。
星の「今の勢い」を表す言葉です。強い順に「旺気(今まさに旬)>生気(これから伸びる)>進気(じわじわ育つ)>退気(勢いが落ちてきた)>死気(今は弱い)」と考えるとイメージしやすいです。死気・退気の方位は、無理に力を入れるより「休ませる」使い方(収納・寝室など静かな用途)が向いています。
これも玄空飛星とは別の、三合派という流派の伝統的な技法です。家の「向」(正面の方位)に応じて、トイレ・浄化槽・キッチンなどの水回りや玄関、車庫を置くのを避けたい方位が1つ決まります。すでにその方位に該当する設備がある場合、すぐに問題が起きるというより「不調が出やすいとされる配置」として、清潔さや換気に気を配る目安にしていただければと思います。
挨星盤の作成、五黄の陰陽借用、替卦(蒋大鴻替卦口訣)、城門訣、七星打劫の判定は、沈氏玄空学系の通行の法則に準拠しています。流派・師伝により細部の扱いが異なる場合は、ご自身が学ばれた内容を優先してください。
七星打劫は「候補」として理論条件のみを判定します。実際の運用には巒頭(周囲の地形・水)の条件が不可欠です。
星の組み合わせのコメントは代表的な象意の要約です。実際の吉凶は運星との生剋、旺衰、巒頭との照合により総合判断してください。
太歳・三殺は玄空飛星(山向星盤・流年飛星)とは異なる十二支(地支)ベースの技法です。深刻度の評価は流派・師伝により差があります。三殺の範囲は、方位の中心山(子・午・卯・酉)から左右45度・合計90度(中心の宮+隣接する宮からそれぞれ2山ずつの計7山)としています。
八宅派(宅卦・本命卦・游年八星)は、坐山から求めた宅卦と生年から求めた本命卦を後天八卦の游年八星(大游年歌)で照合する流派で、玄空飛星(時間軸を扱う理気)とは全く別の体系です。両者は前提が異なるため吉凶判断が食い違うことがあり、実務では依拠する流派を明確にして案内することが望まれます。本命卦は立春を年の境界とします。
黄泉八殺は三合派の伝統技法(張九儀『地理鉛彈子』の詩訣「坎龍・坤兎・震猴・巽雞・乾馬・兌蛇・艮虎・離豬」に基づく)で、向の八卦に応じてトイレ・浄化槽・玄関・車庫などの水回りを避けたい方位を1つ示すものです。玄空飛星・八宅派とも異なる体系のため、あくまで参考情報としてご案内ください。
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